はじめに パリから日本に帰国したけれど

ヨーロッパ生活を楽しんで日本に帰ってきたところ、日本は不景気でファッションにお金を使う人がぐっと減っていると感じた。
かつてのように仕事で多忙な日々にうんざりしていたことから、堅くて着実な印象からf:id:paris111:20181221215017j:plain

国立大学、総合病院に勤務する形成外科医が作った新しいコンセプトの美容医療施設や化粧品のプロデュースに携わることに…。

 

ITバブル期突入前で驚くほどにビジネスは発展し次々とプロジェクトを熟すようになる。
当時の客層は、ヒルズ族と呼ばれる新富裕層と1980年代にお金を使ってきた人たちだった。

バブル崩壊、そしてリーマン・ショックがあり、日本人を顧客にしていては仕事の発展がないのではないかと思った。百貨店進出を計画中のオーガニック化粧品会社の販路拡大のPRなどを手伝いながら人生の舵取りの方向転換をした。中国の北京、天津、上海などで美容以外の様々な事業を友人たちとスタートし、続けて台湾へ進出した。

 

初めてのアジアの生活であった。しかしながら、良き友人たちと出会い、ワクワクと華やかな中国人社会の中で順調に仕事を続けた。
良いところでストップする。これは、これまでの私のやり方だ。何となくいつもの「経済の一区切りの香り」を感じて日本に本拠を移した。

この「経済の一区切りの香り」は、特別に勉強するわけでなく自然と顔の前をすり抜けて行くので説明がつくような香りではない。(笑)

 

アジア豪遊に区切りをつけて、金融と不動産のプロや海外貿易の商社を経営している旧友と新しい事業をスタートして今日に至る。
友人達は、私以外は全員男性で多国籍。会社では、経営に携わりつつ特に海外に人気のあるヘルスケアや美容製品の輸出を担当している。
さらに、昨年末より国内に本格的な販路を作り、東京と関西で化粧品の卸売りをスタートし順調に売り上げが伸びている。
現在、自社におけるヒット商品の手ごたえを感じている。

 

このような喜びの中、かつてのような「経済の一区切りの香り」を再び感じる2018年最終月である。